認知症をできるだけ予防するためには日常生活を活性化することが推奨されています。
家族や家族以外の人々と交流をもつことが認知症を予防することに効果的であることが推奨されています。デイサービスやデイケアを認知症の方に勧めるのはここに大きな理由があると言えます。他者と接するということは脳にとても刺激的なんです。
趣味をもつことも重要です。認知症になられる多くの方が趣味がなかったり、長年行ってきた趣味をやめてしまうことがきっかけで認知症になったとの話も聞きます。時間を忘れて没頭できるようなものがありば脳にも良い刺激になります。
他にも旅行やパソコン、料理や園芸なども良いと言われています。
認知症の予防には何が有効かということが、少しずつ分かってきています。前回の運動に加え、バランスの良い食事や活動的な日常生活が有効と言われています。
まず食事に関しては炭水化物を中心にバランスの取れた食事をするようにします。高カロリー食や低蛋白食、低脂肪食は認知症のリスクを高める傾向にあると言われています。また、適度な飲酒も予防効果があるという報告があります。
昨年に引き続き、認知症についてです。
認知症の原因として脳の細胞にアミロイドβ蛋白という物質が蓄積するということが知られていますが、適度な運動はこの物質の蓄積を抑制することが分かっています。頻度としては週3回以上の運動が効果が高いと言われています。
運動の種類としては適度な有酸素運動や筋力トレーニングが代表的です。楽にできる程度から少しきついと感じる程度の運動が理想的です。散歩や椅子からの立ち上がり運動などは身近で簡単にできる運動ではないでしょうか。
新年明けましておめでとうございます。
昨年に続き、世の中は新型コロナウィルスで大変な事ばかりですが、本年も良いサービスを提供し、たくさんの方々に喜んでもらえるようスタッフ一同精進していきたいと思っております。
本年もよろしくお願いいたします。
前回に続いて認知症の種類についてです。脳血管性認知症と同程度の割合20%で発生するとされるレビー小体型認知症です。実際にはいない人が見えたり、壁の模様や影が人の顔に見えたりする幻覚や幻視などが生じます。また、動作が緩慢になり、運動しにくくなるパーキンソン症状なども出現し、進行が比較的早いことも特徴です。
次に前頭側頭型認知症です。発生頻度は他の種類の認知症よりは少ないです。身だしなみに無頓着になり、相手に対して遠慮ができなくなったりと性格が変わったかのような症状を呈し、同じ行動を繰り返したりすることも見られます。若い年代から発症することが多いという特徴があります。