認知症にはその原因や症状の出方でいくつかの種類に分けられます。
一つ目はアルツハイマー型認知症です。全体の約半数をしめる割合です。脳に特殊なタンパク質が蓄積することで脳全体が萎縮していき、進行すると身体機能の低下も生じます。
次に脳血管性認知症です。小さな脳梗塞を繰り返すうちに一部のことはできるが、他のことはできないなど衣装上の出方が一様ではありません。まだら症状とも呼ばれ全体の20%を占めます。
認知症とは認知機能の低下をきたす状態を言います。理解や判断などの知的な機能が低下することで記憶や計算、理解力などの障害が生じます。
ただ歳をとって物忘れが生じるということではなく、脳に何らかの障害が生じることで日常生活や社会生活に支障が出る状態を言います。
認知症の患者さんは2012年では400万人でしたが、2040年にはその倍に患者数が増えていると予想されています。
筋萎縮性側索硬化症という難病があります。全身の筋肉が萎縮し筋力低下を起こす病気で最後は呼吸をする筋肉も弱くなるため、人工呼吸器が必要になります。
有効な治療法はまだ確立されていません。しかし先頃アメリカの製薬会社が開発している薬がこの病気の症状の進行を遅らせ、延命にも効果があるということが分かったそうです。
この薬は飲み薬でヒトの細胞の中にある細胞内小器官・小胞体やミトコンドリアに作用することで病気の進行を遅延させるとうもののようです。
現時点では試験段階のようですが、早く患者さんへの治療に使えるようになってもらいたいものです。
糖尿病治療には運動が重要であるということですが、特別厳しい運動やスポーツをしなければならないということではなく、普段の日常生活でできるだけ身体を動かす習慣をつけるということが大切だと言われています。
自宅内ではリモコンスイッチを使わず、移動して機器を操作したり、洗濯や掃除の時に意識的にかがんだり、膝の屈伸運動を行ったり、テレビを見る時は立って見るなどの工夫ができます。
屋外では自動車や電車の移動を減らして自転車や徒歩での移動を増やしたり、エレベーターやエスカレーターを使わず階段を使用する、電車に乗った際はなるべく立つなどがあります。
糖尿病治療だけでなく、日ごろの運動不足の解消にも役立つと思われます。
糖尿病治療の中でもっとも容易に行えるのが、運動療法です。
一つ目は有酸素運動です。息が切れない程度の軽めの運動を持続的に行います。ウォーキングや自転車こぎ、踏み台昇降などを1日の合計で20分~30分程度を目安に行います。
もう一つは筋力トレーニングです。立った状態から膝を軽く曲げるスクワット運動、真っ直ぐ立った状態から背伸びをする動作のかかと上げ運動などがあります。立って行う動作なので転倒には十分注意が必要です。
いずれの運動も体の具合が悪くなったり、痛みが出た場合は速やかに中止し、主治医や理学療法士に相談するようにしていただければと思います。