食事の際にあまり意識していないかもしれませんが、噛むことがとても重要なことが知られています。昔から「よく噛んで食べましょう」と言われていますが、それには理由があったのです。
一つ目は唾液が出て口の中の細菌を減らし虫歯や歯周病の予防になります。
二つ目は唾液には消化酵素が含まれているため消化がスムーズになり、胃腸の負担を軽減してくれます。
三つ目はよく嚙むことで満腹中枢が刺激され、早めに満腹感を感じ、食べ過ぎを防いでくれることです。
四つ目はホルモンの分泌を促し、食べ過ぎを防いでくれるため、肥満や糖尿病を予防できます。
五つ目は噛む刺激が脳に伝わることで記憶力や思考力、集中力が高まり、認知症の予防になると言われています。
食事の時に少し意識するだけでととも身体に良いことが得られますね。
みなさん、新型コロナウィルスのワクチンの接種は受けておられますでしょうか。私は先日3回目の接種を終えました。副反応は身体のだるさや倦怠感は2回目の時とほぼ同じ、発熱は前回36.4℃であったのが今回は37.0℃でした。注射した部位の痛みは今回の方がやや強かったように思います。
この副反応ですが、注射部位の疼痛や肩の可動域制限(挙がらない)は副反応の中心的な症状と言われています。これに対して全身の倦怠感やだるさなどの全身症状の多くはノセボ効果という心理的な自己暗示によるものの可能性が高いという報告があります。薬ではない錠剤を飲むことで症状の寛解が起こることをプラセボ効果といいますが、ちょうどその反対ですね。
病は気からと昔から言いますが、人の精神の影響力はとてつもないパワーがあるのかもしれませんね。